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続・私の自己破産 [自己紹介]




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すいません、今回自己破産についてもう少し書かせて下さい[あせあせ(飛び散る汗)]

気を悪くされる方もおられるかと思います、以前のブログにも書きましたが、私は自己破産経験者です。


何故そこに至ったのかのキッカケは簡単でした。

「銀行からの融資」

です。

20代後半の時、勤めていた設計事務所の景気不況により、修行途中で人脈構築前に放り出された事、結婚と出産が重なり共働きが出来ず、私だけでの給与では養っていけないとわかっていましたので独立しました。


本をよく読んでいましたので、私の中で「理想の建築家像」が出来上がってしまい、営業が下手でした。

しかし、それでも紹介を受けながら何とか1つ1つ仕事をこなしておりました。

そんな生活が数年続いた時、借りていた事務所の玄関に1人の男性が

「○○銀行です、是非口座を開かれませんか?」

当時私が持っていた口座は1つでした。

税理士さんに相談すると、銀行口座は2つは持っていたほうが良いとの事で、いいですよと口座開設を承諾しました。

後日書類を持ってこられ、捺印した時に

「是非融資の検討もいかがですか?」

との事。

銀行と付き合い等した事がなかった私には銀行から認めてもらえたと、勘違いも甚だしい気持ちに踊ってしまいました。

銀行員にしたら融資を取付ける事が【成績】なんですよね[あせあせ(飛び散る汗)]

決算書(何とか維持していましたが黒字でした)を渡した後日、連絡があり

「500万の融資が可能です[exclamation×2]

手形貸しといって数ヶ月の融資で利子を先に引いて融資するので、数ヶ月後に全額を返済する融資でした。

年間受注がそこまでいかない私に、そんなに評価してもらえたのか、そんなにすごい仕事をしているのかと奢ってしまったわけです。

融資決済時、私の通帳に今まで見た事もない金額が記載されていました。

入金後も、黙々と仕事はしておりましたが、今考えると明らかにスピードは遅かったと思います。

今まではギリギリでしたが生活も仕事も何とか維持していたので必死になっていましたが、資金的な余裕(形だけの借入ですが)とお金を手にする事の簡単さ(融資なんですけどね…)に浸かってしまったのだと思います。

書類にサインするだけで500万ものお金が入金されたのですから[あせあせ(飛び散る汗)]

ですので、今までのスピードと違う以上資金繰りが回らなくなります。

で、融資のお金が必要になってしまい手をつけないと行けない時が来ました。

もうその時にはどんぶり勘定です[もうやだ~(悲しい顔)]

この仕事があるからいつまでに終わらせてこのお金を返済に回して…みたいな思考で口座に眠っていた融資金に手を付けました。

現実はそこまで甘くなく、私の仕事は相手あっての事ですので相手の都合で仕事が延びたり、手続きの都合で時間が変わったりします。

返済月には予定の資金がなく、結局は私のクレジットカードからキャッシングをして充当し、返済しました。

その時の判断の先程と同じように、この仕事があるからいつまでに終わらせてこのお金を返済に回して…みたいな思考でした。

冷静に考えると、その段階でお金が足らない状態になっていて、【利息】【返済】という毎月のキャッシュフローが増えた状態になっていたんですよね。

当時はそういった内容に疎く、何故か毎月資金繰りがしんどいな…といった認識でした。

足りなくなればクレジットカードのキャッシングをして充当する毎日を送っていました。

でも、それってどんどん毎月のキャッシュフローを増やしてるだけなんですよね[もうやだ~(悲しい顔)]

1度お金を手にする事の簡単さを知ってしまったので、そちらに走ったのだと思います。

仕事をしているのにお金が回らない
理由がわからない
取りあえずキャッシングで充当

これのスパイラルにはまっていました。【借入金】が膨らむだけでした。

ですが、自分の仕事のペースや受注をもう少しだけ増やせば何とか維持していましたのでまだまだやって行けていたのですが、今から約7、8年程前にあることが起きてそのサイクルに変化が訪れました

長くなりましたので、次回に続きます。



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