やしきたかじんの『殉愛』 [雑記]
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すいません、今日もマレーシアとは全く関係のないことなんですが、私自身が『やしきたかじん』のファンだったので、発売日だった昨日購入し、ずっと読み続けあまりの感動に紹介させてもらいます
とても素晴らしい本で、『海賊と呼ばれた男』以来の涙あふれる内容でした
まずはじめに、この場を借りて謝罪させて欲しいです
マスコミに踊らされ、やしきさくらさん(たかじんの奥様)に対して、どうせ遺産狙いだろうとか売名目当てだろうとか思っていました
でも、それは間違いでした
すいません
たかじんとさくらさんはFacebookと通じて知り合い、たかじんからメッセージでアプローチをしたことから交流が始まります
その後、クリスマスパーティーに初めてさくらさんを招待し、自分が昔本当に惚れた人にそっくりだったことから、数日で彼女に求婚します
しかし、その数週間後にたかじんのガンが発覚して、交際を渋っていたさくらさんも覚悟を決め、二人で闘病生活を送ることに
出会って間もない人なのに、求婚されたからとはいえ30歳近くも年の離れた人と闘病生活をしようと覚悟を決めることがすごいです
手術も成功し寝ずの看病の甲斐もあり、番組に復帰
途中、たかじんの浮気もあるのですが、苦しみながらも受け止めていき愛する人の為に懸命に生きています
たかじんも本当に愛する人のようで、涙を流しながら謝罪したりさくらさんに自分の人生を依存しているのがよくわかります
芸能人の『やしきたかじん』からは本当に想像できない人間像がありありと描写してあります
結局、番組復帰は再発によりまた休養となり、再び闘病生活へ
さくらさんが看取った時のたかじんの最後の言葉は
「アイラブユー」
でした。
亡くなった時の報道では
「ちょー飲みに行ってくるわ」
だったのですが…
たかじんの優しさに甘えているマネージャー等のことも書かれていて、腑が煮え返るような気持ちにもなりますが、本当に愛し合うというのはこういう形なんだと改めて気付かせてくれる内容でした
何と二人は体の関係が一度もないとか
まるで、昔見た『冬のソナタ』のように心苦しく、それでも二人の愛情に心温まる本でした
著者の百田尚樹さんも最初は書くつもりはなかったそうです
2年先まで埋まっているのと、取材も含めると半年はかかる執筆に意味を見いだせなかったとか
しかし、さくらさんとお会いした時の彼女の一言で書くことを決め、帰ってから何人もの編集者に頭を下げて回り、こう言ったそうです
「すべてのスケジュールを、半年ほどずらしてほしい」
愛って素晴らしいです
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